2006年05月21日

エリザベスタウン

 オーランド・ブルームさんってかっこいいんだけど、“ロード・オブ・ザ・リング”の耳のとがったエルフの格好をした白塗り姿が一番かっこいいと思うのはaliasだけでしょうか?(素顔だと何かが足りないような気がするのです)


 物語は、ドリュー・ベイラー(オーランド・ブルーム)がヘリで本社へと呼び戻された理由は、会社に対して10億ドルの損害を与えた事。彼の新作の靴が市場から拒否されてしまい、返品の山となっていた。8年のあいだ一緒に働いた同僚や社内にいた彼女にも冷たい視線を投げつけられ、最後は社長にまで見捨てられ首になってしまう。生きていく気力を無くした彼は自殺をしようとするが、そこに父が死んだという知らせの電話が入ってくる。親戚達のいる故郷のエリザベスタウンに戻っていた父の下へと駆けつけられない家族の代わりに、父を引き取るため遠く離れたエリザベスタウンへと向かう。人生に絶望を感じていたドリューだったが、旅の途中で飛行機の中にいたフライトアテンダーのクレア・コルバーン(キルスティン・ダンスト)との出会いや、親戚の人々のやさしさや今まで知らなかった父の一面の話に触れ、自分を見つめなおす。そして…。


 10億ドルの負債って…、

一人に責任を負わせるプロジェクトじゃないだろ!

という印象から始まった映画だったのですが(おいおい)、この大きなる悩みをどうやって克服するのか?など、あらためて人の生き様を考えさせるような作品でした。


 この物語はキャメロン・クロウ監督が、父の死をきっかけに感じた悲しみ以外に、あらためて知った家族愛や自分のルーツなどに感動したことを観客に伝えたいと思い作られた映画だそうです。

そのためか、悩みを抱えた主人公がNHKで放送していた“真剣10代しゃべり場”のように、観ている方が恥ずかしくなるようなセリフや内面をさらけ出すところが痛々しいのです。そして、メッセージ性の強いセリフやコミカルに画かれるシーン、人のやさしさに触れる感動などをうまく一つにまとめることが出来ず、メッセージ性の強い曲で無理やりつないだような作品となってしまっていたのです。

そして、自分探し旅のように画かれる物語にはそれなりの決着がつくのですが、監督の心の中では、まだ父親の死が消化しきれていないような未完成な印象を受けました(監督の映画への思い入れが強すぎたのかな〜?)。



エリザベスタウン
エリザベスタウン

2006年05月18日

イン・ハー・シューズ

 この映画にはキャメロン・ディアスさんの水着シーンがやたらとあるのですが、175cmもあるモデル体型は相変わらず美しいのです。でも全盛期と比べると顔に出るしわなどで、さすがに少し老けてきたよな〜と思ったのですが、あとから彼女の経歴を見てみると1972年8月30生まれだそうです。あの年齢であの美貌を維持していることに驚いてしまいました。


 物語は、外見には自信があるが内面にコンプレックスを持ち、定職も持てずその日暮らしような生活を続ける妹のマギー(キャメロン・ディアス)と、外見にコンプレックスがあるが弁護士の肩書きを持ち安定した生活をしている姉のローズ(トニ・コレット)。アリとキリギリスのように対照的な生き方をする二人に共通することは“8 1/2”の靴のサイズだけ。いつまでもだらしない生き方続ける妹に振り回されていた姉と、30歳手前になって今の生活に焦りを感じていた妹は、ある日に取り返しのつかなくなるようなケンカをしてしまう。そのショックで姉は仕事をやめてしまい、家を飛び出した妹は亡くなったと親から聞かされていたおばあちゃんが生きていたことを知り、そこで居候を始める。二人の新しい生活には、自分の欠点を受け入れてくれる人達がいた。そして二人は…。


 たぶん、同年代の女性には姉か妹に自分を重ねてみてしまう身近に感じる設定なのです。
そして第二の人生で二人の前に現れる人達によって自分が変わっていくところや、他人に必要とされる喜びで自分の生き方に自信を持ってくるシーンなどを観ていると、彼女達の努力している姿を応援したくなるし、少し元気に分けてもらえるような映画です。

この映画は、ガラスの靴を拾った王子様がシンデレラを探してくれるお話ではなく、お姫様が自分に似合う靴を探しに行くポジティブな物語なのでした。



イン・ハー・シューズ
イン・ハー・シューズ

2006年05月14日

ナイロビの蜂

 この作品の原作はジョン・ル・カレさんが書いたフィクション小説でありながら、ある国のイメージを悪くするということで一時は発禁となった小説が元となっているそうです。

さらに“シティ・オブ・ゴット”のフェルナンド・メイレレス監督がこの作品の監督なのです。ブラジルのリオ・デ・ジャネイロの貧民街シティ・オブ・ゴットで生き抜くためには、幼い少年でも身を守るために銃を持ちギャングにならなければならないという悲しい現実をドキュメンタリータッチで映像作品にしたことだけでも衝撃的な映画だったのに、そこに人間としてのプライドや葛藤など、悲しみとか、憎しみとか、つらさなどの、人の生き様や心理描写をエンターテイメントに仕上げるというとんでもない作品を撮った監督なのです。


 物語は、ケニアの首都ナイロビで英国の外交官を務めるイギリスの庭園のように秩序正しい男ジャスティン(レイフ・ファインズ)と、弁護士で救命活動家であるアフリカの太陽のように情熱的な女性テサ(レイチェル・ワイズ)が出会うところから始まる。情熱的なテサに魅了され、そして二人は結婚し幸せな生活を送っていたが、ナイロビの空港からロキへと旅立った妻が惨殺され永遠に帰って来なくなった。妻の死に不自然なものを感じたジャスティンは彼女が死を迎える直前の軌跡をたどっていくと、彼女が多国籍企業の製薬会社の資料を調べていたことを知る。その企業がアフリカの地で試していた新薬には重大な欠陥があり、後進国でその薬の人体実験をしていた可能性があった。その事実を探ったために妻が殺されたのではないか?彼はその事実を明らかにしようとする。そして…



 この映画は“世界中が絶賛し涙した、壮大なラブストーリー”と、どんな風にでも受け取れる曖昧な言葉で宣伝していたのですが、基本的にはサスペンス仕立てで物語は展開していき、最終的には愛の尊さを知るという話になっているのです。

でも、この監督はドキュメンタリー風に生々しい映像を撮るのはうまいのですが、恋愛のエピソードなどのシーンには魅力がないし、うまく画けていないのです。そして映画の展開として、妻への愛を示すために巨大な陰謀に立ち向かう彼なのですが、少し観点を変えて観てみると、妻は夫の外交官の立場を利用するために偽装結婚したように受け取れてしまうようなシーンもあり、彼が自分の立場を犠牲にしてまで彼女のために戦った理由がある意味惰性にも見えてしまう部分など、登場人物を突き放したような視点で物語が展開していくので、登場人物の誰にも共感がしにくかったのです。

サスペンスとしては面白い映画だったのですが、監督はこの作品を通して愛の物語を画きたかったのではなく、人間という生き物はこんなばかな理由で争ったり、愛し合ったりするんだ!ということを画きたかったのかもしれません。


 とりあえず、この映画でレイチェル・ワイズさんがアカデミー賞で助演女優賞を受賞したのですが、映画を観ている限りでは助演ではなく主演女優にノミネートされるべきなのでは?と思うほど彼女の演技は印象深く素晴らしいものだったので、アカデミー賞の選考基準がますます解らなくなったaliasなのでした。(自己申告制なのかな?)。



ナイロビの蜂
ナイロビの蜂

2006年05月11日

ピンクパンサー

 この作品でシリーズ第11作目になるそうですが、aliasは昔の作品は観たこと無かったのです。

で、資料を調べてみると、1964年に第1作目となる“ピンクの豹”で宝石泥棒のファントムが主人公の映画として公開されたのですが、脇役のクルーゾー警部の方が話題となり、その後は彼が主人公としてシリーズ化されたそうです。そして映画のオープニングアニメも話題となり、テレビでのアニメ放送が始まることになったのだそうです。

ピンクパンサーといえば、あのピンク色の豹の事ぐらいしか知らなかったので、原作はテレビアニメだと思っていました。なので、ちょっと意外な感じがしました。



ピンクパンサー ザ・ベスト・アニメーション ピンク・パニック編
ピンクパンサー ザ・ベスト・アニメーション ピンク・パニック編
 



 物語は中国vsフランスのサッカーの試合で、フランス代表を勝利に導いた監督が恋人の目の前で毒殺される。そして彼が身に付けていた世界一大きなダイヤの指輪“ピンクパンサー”も消えていた。それは世界中の話題となる事件となり捜査がマスコミに妨害される可能性が出てきたため、報道機関など世間の目を引き付ける当て馬として、いつも失敗ばかりを繰り返すクルーゾー警部が選ばれた。彼に世間の目が向いている間に、パリ警察署長が直々に事件を解決しようとする。そして…。


 この映画の主人公のスティーヴ・マーティンさんの事はよく知らないのです。でも、脇役に“デスティニーズ・チャイルド”のリード・ヴォーカルのビヨンセ・ノウルズさんや、フランス映画でおなじみのジャン・レノさんなど、無駄に豪華な脇役が良かったのです(おいおい)。


 基本的にフランス仕立てのコメディーな映画なのですが、劇場では中途半端な笑いしか起こらなかった作品なのです。もしかしたら昔の映画をリスペクトしたパロディーがあったのかもしれませんが、昔の作品を知らないaliasはそういう印象を受けたのです。

でも、最近はCGで作りこみすぎたアクション映画や泣かせるために計算尽くされた映画などに食傷気味だったので、あきれるほど中身の無い内容と、映し出されるフランスの美しい風景に意外と好印象を受けたaliasなのでした。(外食でフランス料理ばかり食べていたら、たまには家でご飯と漬物のお茶漬けが食べたくなるのと同じようなものかも?)

ピンクパンサー コレクターズ・エディション
ピンクパンサー コレクターズ・エディション

2006年05月07日

マイ・ボディガード

 デンゼル・ワシントンさんとダコタ・ファニングさん共演の映画なのです(競演?)

そういえば、ダコタちゃんが2005年には若干11歳ながら“ハリウッドの最強女優”と呼ばれていたみたいですが、その頃公開された宇宙戦争以来、彼女の姿を映画で見かけないのです。声変わりのためしばらくお仕事を控えているのかな?(女の子は声変わりはしないって!)


 物語の舞台は、誘拐ビジネスという言葉が成り立つほどの犯罪大国メキシコ。そして主人公はアメリカ軍で暗殺を生業としてきた男。そんな血なまぐさい仕事から逃れるように渡ってきたメキシコで始めたのが、その国で活躍中の米国実業家の娘を誘拐から守るボディーガード。そんな彼の荒れ果てていた心を癒してくれたのが、彼女の無邪気な笑顔。彼女のおかげで本来の自分を取り戻せるような気がしてきたとき、彼の目の前で彼女は誘拐されてしまう。そして…。


 あいかわらず、ダコタちゃんの無邪気に見える笑顔はかわいいのです。そして、彼女の人に助けを求める時の悲鳴、喜びの悲鳴などを演じ分ける姿には誰も太刀打ちできないし、もう名人芸(悲鳴芸?)と言っても過言ではないほど人を魅了するのです。

でも、子役としてはこの組み合わせは最強なのですが、このイメージを脱却して大人の女優になるためには、これが彼女の前に立ちはだかる大きな壁となりそうなのです(そろそろ次の映画ぐらいで、彼女の女優としての新しいキャラクターを見せてくれるのでしょうか?)。

そんな彼女の演技に対して、デンゼル・ワシントンさんが少女を救うために本来の暗殺者の姿に戻り、鬼のような豹変振りを見せる演技が、対比的に映像化されていたので迫力がありました。


 この凶悪な事件の物語は二転三転の展開をしていき、最後は驚愕のラストを迎えました。

なので、メキシコって怖い国だな〜と思っていたら、撮影に全面協力したメキシコ政府が国のイメージが悪くなることに対して、この作品にクレームでも付けたのでしょうか?

最後に流れてくるエンドロールの中に、

 Mexico is nice place.

だって!

このエンドロールに一番驚かされました(おいおい)。



マイ・ボディガード 通常版
マイ・ボディガード 通常版



2006年05月04日

デュエリスト

 この映画では、対立する組織にいる二人が惹かれあう禁断の愛の物語と位置付け、韓国版“ロミオとジュリエット”だと宣伝していたのですが、映画を観ている途中でルパン三世と銭形刑事のようなほのぼのとした対立関係を思い出してしまいました。

そういえば“ルパン三世 カリオストロの城”のラストで、銭形警部が「ヤツはとんでもないものを盗んでいきました。 あなたの心です」って、クラリスに言ってたもんな〜(それはまた別のお話!)。


 物語は朝鮮王朝時代を舞台にした、国家を揺るがすほどの大量の偽金をめぐるお話です。

偽金事件を調べていた女性刑事(ハ・ジウォン)が事件を追っていくうちに、悲しみに満ちた目をする美しい男(カン・ドンウォン)を見かける。女性刑事は彼に一目ぼれしてしまうが、捜査を進めるうちに彼が偽金作りの黒幕と関わる“悲しい目をした刺客”と呼ばれる男だと分かる。対立した立場にいる二人は顔を合わせるたびに戦うことになるが、何度も戦うあいだに相手を身近に感じるようになり、愛しく思えるところも出てくる。そして…。


 この映画はハ・ジウォンさんが演じていた“チェオクの剣”という韓国ドラマに、悲しい目の男という設定を新たに付け足して、映画として再構築したものだそうです。

そのドラマの前提があるためなのか、映画の導入部に物語についての説明がほとんどされないので、設定を理解するのにずいぶん時間がかかってしまいました。イ・ミョンセ監督はこの映画を日本向けに編集をやり直したそうですが、結果としてはよけいに分かり難くしているようにしか思えませんでした(おいおい)。

でも、この映画の魅力は二人の美しさがあるので、分かりにくかったり矛盾したストーリーのことなんてあまり気にならなかったaliasなのです(監督さんに怒られるぞ!)


 で、決闘を扱った映画なのでアクションが大事になるのですが、剣や槍など使った格闘シーンをフラッシュやスロー、そして雪などを使った美しい背景などで演出する凝った仕掛けがされていて“LOVERS”を意識したような作品となっています。でもワイヤーアクションを多用するようなものではなく、舞台や歌舞伎などで見られるような独特な演出が施されいるため、少し趣向の変わったドラマチックな戦闘シーンに見えました。

でも、アクションと全く関係ないシーンにまでスロー再生を何度も使い、映像を強調するためだけに多用されているのがちょっと気になりました。なので、この映画からスロー再生のシーンをなくしたら、上映時間が半分になったんじゃないか?と疑っているaliasなのでした(おいおい)。



デュエリスト デラックス版
デュエリスト デラックス版

2006年04月30日

最後の恋のはじめ方

 タイトルどおり恋愛をテーマにした映画なのです。

主演のウィル・スミスさんっていろんな作品に出演していますが、この映画を観終わったとき、こんな演技もできるんだ〜!というのが印象的でした。


 物語は、デート・ドクターと称する恋愛コンサルタントのウイル・スミスさんが、もてない男の人に女性の口説き方などを教えるのです。

例えば、同性の人から見たらいい人なのに、なぜか異性とはうまく付き合えない人っていますよね。
そんな人に本当に好きになった相手ができても、恋愛の最初の第一歩が踏み出す勇気がなかったり、踏み出し方が分からなかったりするのです。

なので、そんな悩みを解決するためにウィル・スミスさんが裏方となって、恋のきっかけを演出するのです(もちろん女性を食い物にするような男の相談は引き受けないのです)。

この映画で画かれている好きな人のために努力する男性の姿って見ていて微笑ましいのですが、でも少し冷静に考えてみると、それをやり過ぎてしまう事はある意味でストーカーな人々とあまり変わらないような気もするのです(どこで境界線を引けばいいんだろ?)


 ほのぼのとした恋愛映画な展開に和んでしまったのですが、物語自体は“電車男”のような男性のためのシンデレラ・ストーリーのような話でした。

この映画で男性の方は女性への接し方や気配りの仕方など、いい勉強になるかも?



最後の恋のはじめ方 コレクターズ・エディション
最後の恋のはじめ方 コレクターズ・エディション

2006年04月27日

タッチ

 あいかわらず長澤まさみさんは、舌足らずで甘えるように話すところがかわいいのです(にこにこ)。

それにユンナさんがリバイバルした名曲タッチも、歌っている人が違うことぐらいしか原曲とほとんど変わっていないアレンジなところが良かったのです(おいおい)。


 で、ずいぶん昔にアニメ化されたあだち充さん原作のタッチ(全26巻)の実写版なのです。
物語は甲子園にあこがれる双子の男の子と女の子の話で、劇場版アニメとしてずいぶん前に全3作にわたって公開された実績があります。

なので、実写版も同じように途中で話を終わらせて、ヒットすれば第2弾を作る算段なのかな?と思っていたのですが、実写版ではこの映画だけで物語を完結させてしまいました。それがこの映画にいい影響を与えていて、短い時間に詰め込むようにアニメの印象的なセリフや感動的なシーンをちりばめながら物語を進めていくので、総集編やCDのベスト版のようにいいところだけを抜き出した作品になっていました。それに原作の中でも要所で使われていた、暑い夏の空を見上げたときにいつも突き抜けるような青空があるシーンなど、原作へのリスペクトを感じる映画でした。


 でも、この映画で初めてタッチを観た人には、展開の早すぎることや伏線などがわかりにくい部分もあるので不親切な作品だったかもしれません(ちなみに、野球のルールを知らない人が見ても、全く緊迫感が理解できない映画でもあるのです)。

長澤まさみさんの笑顔を見たい人にもお勧めな映画なのですが、タッチの原作やアニメを見ていた人たちにとっては、その当時を振り返るように懐かしみながら観ることができる映画でもあると思います。(固定層向けな映画なのかも?)。


 もし、この映画がヒットしていたら、TV版のスペシャルで放送していた“タッチ・メジャーリーグ版”みたいなものを、次回作の映画として制作するつもりだったのかな?(作らないって!)



タッチ スタンダード・エディション
タッチ スタンダード・エディション



2006年04月23日

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

 イギリス生まれのクレイアニメ“ウォレスとグルミット”シリーズ初の長編映画であること、さらに第78回アカデミー賞の長編アニメーション作品賞の受賞したことも受けて、かなりの人気のある映画だと思っていました。

なので、人が落ち着いてから劇場に行こうと思っていたら、1ヶ月もたたないうちに公開が終わるそうなので、慌てて映画館に足を運びました。シネコンなどでは、最初は大きなスクリーンで公開していたはずなのに、今では観客も2,3人しかいない閑散とした小さなスクリーンになっていました。

この映画のヒットに期待していた配給会社と劇場関係者は、あまりの人気のなさに、

ウォレスとグルミット 閑散とした劇場で大ピンチ!

といった感じだったのかもしれませんね(おいおい)。


 物語はおとぼけ発明家のウォレスと名犬グルミットが、野菜畑を荒らすうさぎを捕まえる話です。
街は年に一度開かれる巨大野菜コンテストに出品するために、街の人たちは自分の子供のように大切に野菜を育てているのですが、そこにうさぎが大発生。それを駆除するためにウォレスが開発したうさぎ回収マシーンと彼らの活躍により街の平和は守られるのですが、今度は巨大うさぎが現れ街中の野菜畑を荒らすのです。そして…。


 日本ではうさぎと言えばかわいいイメージしかなかったのですが、イギリスなどではうさぎは畑を荒らす害獣としか思われていないのですかね〜?そんな文化の違いのためなのか、悪ガキのように不細工な姿をしたうさぎちゃんたちは小憎たらしく画かれていました

それにクレイアニメといえばこつこつと手作業でワンカットずつ撮影するイメージしかなかったのですが、今回はCGなども使われていました。なので、どこまでが手作業なのか?CGだったのか?分かりにくかったので、職人の人たちが報われないような気がしました。


 そんなこともありますが、映画があっという間に終わってしまうほど、最初から最後まではらはら、どきどきなのです。

いつも失敗ばかりするウォレスに対して、少しあきれるような表情や悲しみの表現などを、しゃべることの出来ない犬のグルミットが目だけで全ての感情を表す姿。そしてピンチになったウォレスをいつも影ながら一生懸命助けたり、支えになってあげたりする献身的な名犬グルミットの姿に、少し萌えてしまったaliasなのでした。



ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ! スペシャル・エディション
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ! スペシャル・エディション

2006年04月20日

サウンド・オブ・サンダー

 6500万年に及ぶ進化の波が人類を滅ぼす、人類の絶滅を目撃せよ!

だそうです。

あまり有名な人も出ていなかったのですが、レイ・ブラットベリさんのSF小説が原作ということなので、とりあえず観てみました。


 物語は、ついに人類はタイムトラベルの技術を手に入れ、2055年には過去への旅行が可能となった。そして民間の旅行会社が企画したツアーは恐竜のハンティング。過去を変えてはいけないことはタイムトラベル基本的な禁止事項だが、この恐竜がそのすぐ後に起こる火山の爆発に巻き込まれ死滅する事が分かっているので、過去を変える事実にはならないと判断される。企画されたツアーは瞬く間に大人気となりたくさんの金持ちの客が参加するが、あるツアーをきっかけに世界は異常気象に襲われる。その旅行で過去を変えてしまったことでタイムウェーブと呼ばれるものが起こり、地球の環境が劇的に変えられていく。何が過去を変えたのか原因究明をしようとするが、それを邪魔をするかのようにタイムウェーブによって表れた、これまでとは全く違った進化を遂げた生物達が人間を駆逐していく。そして…


 な〜んかレトロな雰囲気の映画でした。

CGは10年ぐらい前の映像にしか見えないし、50年前の原作を忠実に再現しているだけなので、新しい解釈があるわけでもなく、演出がすばらしいわけでもなく、監督の意図が最後まで解りませんでした(半世紀も前の原作に合わせて、ビデオ映像のような古いスタイルで見せたかったのかな?)。


 この映画の制作途中でプロダクションが潰れたり、チェコのロケ中に水害で多大な被害を受け、何度も撮影中止になりかけたそうのなので、制作秘話の方がドラマチックな作品でした(おいおい)。



サウンド・オブ・サンダー デラックス版
サウンド・オブ・サンダー デラックス版

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