昔、セガールさんは大阪で合気道を習い、その道場の娘さんと結婚していたので、
インタビュアーの質問にも、流暢な大阪弁で答えていました。
最近は一時の沈黙シリーズほど、セガールさんの映画には集客能力がないので、
こんな宣伝のやりかたをするんだ!と、少しさみしくなりました。
で、映画のストーリは、
あらゆる人種がいる東京で、不法入国している外国人を一掃することを、マニフェストで挙げていた知事が殺される。そこでテロの可能性も考え、日本国政府はアメリカの捜査機関にも捜査を依頼した。そこで選ばれたのが、子供の頃は東京の下町で育ったセガール。
そして、ヤクザの関係者から捜査をはじめたセガールの前に現われたのは、中国マフィアと、新興勢力の暴力団の二大勢力が手を組んだという事実。
その新興勢力に婚約者を殺されたセガールは復讐のために立ち上がる。
とまあ、ブラックレインに似た感じの映画でした。悪役の大沢たかおさんは、ちょっと威厳がなくて物足りなかったのですが、相棒役の豊原功補さんは、なかなかいい雰囲気出していました。
ハリウッドデビュー作ということで、日本の役者さんたちは気合の入っていたようですが、
大人の事情により、日本でしか公開されなさそうです(かわいそうに)。
で、注目すべき点は、日本を舞台にした映画なので、日本語と英語、中国語が混じってくるのです。
基本的に、短いセリフは相手の話す外語を使い、セリフが長い時は母国語を使うという、
よく分からない、不自然な設定になっていました。
ところで、映画の広告には
ラブシーンあり、マーシャル・アーツあり、殺陣あり、しかも関西弁炸裂!
と書いてあったのです。
確かに関西弁が得意なセガールなのですが、
映画の設定は東京下町育ちと、なっているのに、なんで関西弁やねん!(笑)
日本公開では東京の下町育ちという設定を隠すか、最初から映画の設定を変えとけよ!
アクションも面白いのですが、セガールが真剣に関西弁を話すたびに、場内から爆笑がおこる不思議な映画でした。
ちなみにaliasが一番好きなシーンは、セガールが刀を構え、敵に「叩き殺すぞ!」と叫ぶところで、
本当に叩き殺すシーンが大好きです(観た人しか分からないのです…)。
イントゥ・ザ・サン

--------------------------------追記---------------------------------------------
最近、この記事にアクセスしてくれる方が多いので、セガールさんの作品についての別記事を用意してみました。