そんなことはさておいて、話を戻しましょう。
バットマンの始まりをえがいた作品なので、他のアメコミのマーベリックシリーズヒーロたちと違ってただの生身の人間なのに、なぜそこまでして戦うのか?なぜ悪を憎むようになったのか?なぜ秘密兵器を開発できるのか?といったことが画かれています。
通りすがりのちんけな強盗に父親を殺された少年は、あるきっかけで忍術に出会い、師匠役のリーアム・ニーソンから山奥での厳しい修行を受けます。(リーアム・ニーソンってスターウォーズでも同じような役をやってた様な気が…。それに忍者なのに日本じゃない国らしきところで修行してたんだけど、忍者って日本以外の国でもいたのかな〜。忍者のルーツって日本じゃないの?)
そして数々の武器を作る役にモーガン・フリーマン。つらく厳しい修行のシーンが画かれていたので、秘密兵器にも数々のドラマが画かれるのかと思っていたら、モーガン・フリーマンはドラえもんのように簡単に秘密兵器を出し、のび太君に道具を与えるように、バットマンが望むものを簡単に彼に渡していくのです。
こんな説明からは分からないと思いますが、物語は暗くシリアスに、そしてアクションは派手に進んでいきます。これまでのバットマンシリーズとは一線を引くほどの作品になっているので、この設定で新しくシリーズを立て直そうをしているのかもしれません。
でも物語り全体の作り方が荒いので、ちょっと冷静に見ると、そんな奴おれへんで〜と、突っ込みながら楽しむこともできる映画でした。
渡辺謙さんが出ていたのに日本公開前にそれほどに宣伝されなかったのは、、彼がちょい役だったことや、劇場公開時にスターウォーズや宇宙戦争の二大メジャー作品が公開され、影に隠れてしまったこともありますが、
ラストシーンが当時の日本人では受け入れがたいと思い(4月25日におきた事件とダブらせるので)、映画会社も大々的に宣伝しにくかったのかもしれません。日本で2005年に封切られたことが残念でした。
バットマン ビギンズ
