2008年01月21日

最近の海賊版映画の事情 その2

 先日、ニュースを見ていると、映画版「ヱヴァ」、早くも流出! 犯人は内部関係者?
だそうです(中国語の字幕付きと字幕なしの2種類があるみたいです)。


 ヱヴァンゲリヲン新劇場版といえば、2007年9月1日に単館劇場中心で公開され18億円ほどの興行成績だったため、年間興行収入としてはベスト10には入らないような、少し難解なアニメ作品だったのです(ですが、前売り券の売り上げは、当時の日本アニメ映画では歴代1位です)。

でも、オタクとして1995年以降の必須科目になってしまったガイナックスさんによるTVアニメ“新世紀エヴァンゲリオン”を旧世紀版と位置付け、新劇場版としてリニューアルされたデザインや、ストーリーや設定を微妙に変え、新たなる結末を予定したエヴァ・ヲタ向け作品なのです。

今回は、全4部となる序・破・急+完結編(4作目のタイトルは未だに決まっていません)シリーズ最初の作品であるヱヴァンゲリヲン新劇場版:序が流出しました。


 で、2008年1月13日、ヱヴァンゲリヲン新劇場版の違法動画がVeohやStage6の動画共有サイトにアップされ、日本のニコニコ動画などにも転載されていたようですが、今ではほぼ削除されているようです。

海賊盤映画としては、劇場の映像をそのまま録画したため画像や音質が荒い“画撮”と、製作現場など関係者から流出したため比較的クオリティーの高い“内部流出”があります(参考:海賊版映画の事情)。ニュース記事によると、流出した動画の音声はエコーがかかっているが、画像がキレイなため、画撮版ではなく内部流出版だとされています。


 2006年に設立されたスタジオカラーの第1作品として、庵野秀明総監督や配給会社のクロックワークスは流出に対してかなり気を使っていたはずなのですが、今回、非合法にアップロードされたのはイタリアからだそうです。そして字幕には中国語が入ったものがあるので、このあたりの国の人物が一応怪しいとされています。

通常、国内から海外に進出するときに違法流出する場合が多いのでチェックしてみると、世界戦略の最初の国として選ばれた韓国では、2008年1月17日にソウル市内の竜山CGVという劇場で試写会が行われたり、2007年10月12日に第12回釜山国際映画祭の閉幕作品として公開された実績があります。時期的には少しずれてしまうのですが、事前に映像を観ることのできた韓国上映に関わった人々が一番怪しいと思われます。

さらに別の推測すると、2007年9月1日公開されたこの作品は、今では三重県にあるジストシネマ伊賀上野という劇場でしか公開されていないさみしい状況なので、公開終了直前の閑散時期を狙って、高感度カメラで画撮された可能性も捨てきれないところです(現物は観てないのですが、音声にエコーがかかっているのが注目ポイントなのです)。


 で、この違法動画が一度ネットに流れてしまったことや中国語字幕付ということで、著作権の意識が低く無法地帯になっている中国の動画共有サイトYoukuなどで再アップされそうな気がします(そもそも、中国でエヴァンゲリオンが認知されているのかな?)

なので、2008年春予定の“ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破”の公開直前に、前作となる“序”を発売する戦略だったはずなのでDVDの売り上げが落ちてしまいそうな気もするのですが、この映画に関心があるエヴァ・ヲタな人達としては、正規品DVDのクォリティの高い映像や豪華版のオマケを観賞用、保存用、布教用として欲しいはずなので、特に売り上げ的には問題なさそうな気がします(日本国内という条件付ですが…)。


 でも、オタクな人としては続編となる“破”以降の作品を楽しむために、今では映画館で観ることのできない(一部地域を除く)違法アップロードされた映像を、伏線や矛盾点を見つけ出すための検証用動画として分析するため、DVDが発売されるまでは何度も使われそうな気がするaliasなのでした(ヱヴァ検証サイトが増えそうな気がするのです)。



ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 ENTRY FILE1 (1)
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 ENTRY FILE1 (1)




-------------------------------追記--------------------------------------



 で、今回ヱヴァンゲリヲンの情報を調べながらいろいろと検索していたのですが、最初から“序”に“EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE”という英語タイトルが付いていることに驚かされたことと(世界戦略を前提にしているから当然かもしれませんね)、
“破”の公開予定が2008年春なので、3月〜5月公開されるはずなのに、映画の公式サイトやガイナックスさん、庵野秀明さんの公式Webサイトを見ても、未だに何の音沙汰もなく沈黙していることが、少し心配なaliasなのでした。

(思い出してみよう!“DEATH & REBIRTH シト新生”のことを…)


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