2007年12月03日

ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜

 昨年にリメイク作品として公開された“ドラえもん のび太の恐竜2006”にはそこそこ楽しませてもらったのですが、1980年に作られた“のび太の恐竜”の原作脚本をそのまま使い、音楽や映像のみを現代アニメの技術に置き換えただけの映画でもあったのです(参考:のび太の恐竜 2006


 なのですが、今回の“のび太の新魔界大冒険”は寺本幸代さんによるドラえもん映画初めての女性監督という目新しさもありますが、あの真保裕一さんが脚本を手掛けているのです。真保裕一さんと言えば、主人公が公務をこなすため全力で戦うハードボイルドな小説を書くことで有名な人なのですが(公務員、小役人シリーズと呼ばれているのです)、その中で特に有名な映像化作品が“ホワイトアウト”なのです。

当時、このホワイトアウトという作品を映像化するのは不可能と業界では言われていたのですが、真保裕一さんにアニメーターとしての経歴があり原作者としては映像化を前提にした小説を書いていたので、本人が脚本家として実写映画の製作に参加し、2000年に42億円もの興行成績を叩き出したことで有名なのです。

その作品は、雪山のダムを占拠したテロリスト集団から、人質解放とダム破壊を阻止するため孤軍奮闘するダム職員のお話なのです。そのため、この作品は和製ダイ・ハードとも呼ばれた物語なのですが、人に向かって銃を構える経験の無い日本人が外国映画や刑事ドラマのようにスタイリッシュに銃を構えるのではなく、及び腰で銃を撃つ姿にリアリティーを感じた映画でした(織田裕二さん、松嶋奈々子さんの豪華キャストなのでした)。



 ということで、映画の本題なのですが(相変わらず前置きが長いよ!)

物語は、いつものように0点を取ったのび太は学校の先生から怒られ、野球をやってもへたくそなのび太はジャイアンやスネ夫たちにバカにされ、家に帰っても部屋が汚いことでママに叱られる。そして、いつものようにドラえもんの四次元ポケットから楽ができる道具を出してもらい、“もしもボックス”で魔法が使える便利な世界に変えてしまった。しかし、結局は魔法をうまく操ることができず、いつものように落ちこぼれて行くのび太だったが、彼は一つだけでも魔法を覚えてから元の世界に戻ることを決意した。しずかちゃんの助けもあり無事に魔法を習得したのび太だったが、もしもボックスをママに捨てられてしまい元の世界に戻れなくなってしまった。さらに、この世界で出会った満月親子たちにより、地球侵略を企てる魔界星が宇宙より近づいていることを知らされる。そして彼らは…。


 今回はドラえもん映画の中で重要な要素である、しずかちゃんの入浴シーンが無くなってしまっているのです!(そんなに重要なのかな?)物語の構成上、しずかちゃんをお風呂に入れることが難しいからシーンが削られているのではなく、物語の中に自然に彼女の入浴へ移行できるエピソードがあるにもかかわらずカットされてしまっているのです(そんなに力説しなくても…)。

なのですが、そんなしずかちゃんファンのための萌え要素として、彼女のパンチラシーンが幾度も詰め込まれています。もしかしたら、女性監督ということなので敢えて入浴シーンを削ってしまったのかもしれませんが、パンチラに入浴シーンとサービスカット増えすぎると子供たちに悪影響なので、バランスを取るために削ったのかもしれませんね。


 で、今回は1984年の映画をそのままリメイクした映画ではなく、真保裕一さんの脚本により、新たなるエピソードが詰め込まれています。元々完成度が高いといわれるドラえもん映画に追加のシナリオを入れているため、時間的制限もあり説明的な台詞回しになっているところが気になるところですが、映画が後半になる頃には感動的なエンディングにつながる要素にはなっていました。

そして、現代風に作りこまれたCGによる高解像度な背景と、昔ながらの藤子・F・不二雄先生のシンプルなキャラクターが同時に画像として映る事に多少違和感があり、キャラクターたちが画面から浮き上がっているようにも見える部分も解消されていないのです。

さらに、ゲスト声優として出演していた相武紗季さんがこの物語のキーポイントである満月美夜子役を演じていたのですが、役柄と合わずおばさんみたいな声になっていることなど、声優人の起用方法など気になる点が多々あるのです。

なのですが、全体的にはあらゆる世代の観客がそれなりに納得できるように、うまくまとめられた作品になっていました。


 ということで、前回ののび太の恐竜は旧作品を現代の映像に焼き増ししただけの作品、今回はリメイクとして新たなるシナリオを追加した作品、そして次回の2008年春公開の“のび太と緑の巨人伝”は完全な映画オリジナル作品になっているそうです。

年々進化している新・ドラえもん劇場版なので、次回の作品も楽しみなaliasなのでした。



映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い
映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い
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