2007年10月08日

最後にアムロを受け止めたのは誰だったのか?

 2007年10月8日の月曜は体育の日ということで世間は三連休だったのですが、珍しく愛するスイートさんと共に三連休になったので、家で一緒に映画を観てみました。

ふたりで一緒に7時間ほどらぶらぶ映画を観たのですが、ガンダム・ファーストシリーズの劇場版と呼ばれる、機動戦士ガンダムT(砂の十字架)、U哀・戦士編、Vめぐりあい宇宙編だったのです(恋愛映画とか、普通の作品を観ろよ!)。

お互いに何度も観たことがある作品なので、プラモデルを作りながら観ていたのですが(だから普通に映画を観ろって!!)、スイートさんは“機動警察パトレイバー MG 1/35 98式AV イングラム1号機”、aliasは“装甲騎兵ボトムズ 1/20 ブルーティッシュドッグ”を製作してみました(何で?ガンプラを作らないんだ??)。

最近のプラモデルは配色ごとに部品が分かれているので、色を塗らなくてもほぼ忠実にカラーリングが再現されていることや、可動関節が増えているためアニメに近いポーズができること、さらに多彩なギミックが施されていることに驚かされてしまいました。



MG イングラム1号機     1/20 ブルーティッシュドッグ



 ということで本題なのですが(前置きが長いって!)、
“めぐりあい宇宙”で宇宙要塞ア・バオア・クーから脱出したラストシーンのことなのです。

簡単に説明すると、シャアとの生身の戦いを終えたアムロは自分が脱出する前にニュータイプの能力を駆使し、ホワイトベースのクルーたちを危険となった戦場から離脱させるのですが、そこから逃げだした彼らはアムロがまだ脱出用のランチには乗っていないことに気付くのです。しかし、爆発するア・バオア・クーの中から自力で脱出したアムロが「僕にはまだ帰れるところがあるんだ!」と言って、コア・ファイターを捨てランチに乗っているみんなの下へ帰ってくる名場面となるラストシーンが映し出されるのです。

なのですが、このラストシーンではアムロが無事に帰ってきたことに喜んでいるクルーたちの姿は画かれているのですが、感動的に抱き合うシーンは無く、アムロさんが彼らに向かって飛び出したところで映画は終わってしまっているのです。


 で、そんなシーンを観ていたふたりは、作中では画かれていなかった最後にアムロを受け止めたのは誰だったのか?ということで議論になってしまいました(ちなみにテレビ編を見てもラストシーンは同じような状況で終わっていました)。



 まず、速度差のある乗り物から飛び出した人間を受け止めるには女性は危険なので男性が受け止めるのが普通なのですが、物語の中でアムロと受け止めるために手を広げていたのは、ミライさん、セイラさん、フラウ・ボゥさんとみんな女性になっていました。

映画のラストシーンで抱き合うのは愛するもの同士というのが定番なので、男性に対して女性が手を差し伸べているのは普通の展開なのですが、恋愛については孤立しているアムロだったので彼と強い絆を持つ女性がいないことが判断を難しくさせるポイントになってしまうのです(彼の憧れだったマチルダさんは途中で亡くなったもんな…)。

彼を受け止めようと手を広げているシーンで最初に映し出されたミライさんには、裸を見てしまったことぐらいしか私情で関わるエピソードはなかったし、アムロにとっては母親的なものを感じさせる人だったので、彼を受け止めるには設定が希薄な人物なのです。

次に映し出されたセイラさんはパイロットとして仕事上でのパートナー的な付き合いや、シャアさんとの関係もあったので、異性として意識しにくい人だったと思われるのです。

そして、最後に映し出されるフラウ・ボゥさんは物語の冒頭ではアムロさんに恋心を抱いていた人物なのですが、いつまでも振り向いてくれないアムロさんを諦めてしまい、物語の終盤では身近にいたハヤトさんに好意を寄せるようになってしまっていたのです。

つまり、彼がどの女性に受け止められても物語として必然なシーンにはなりにくいよう思えるのです。さらにミライさんの横にはブライト艦長がいて、セイラさんの後ろにはカイさんがいて、フラウボウさんの前にはカツ・レツ・キッカがいて、そばにハヤトさんがいるという恋愛関係を表現するカットになっていることもあり、彼女たちがアムロを受け止めると、恋愛感情がある彼らとしても気まずい状況にもなってしまうと思われるのです。


 そんな風にストーリー的な展開で考察すると、誰がアムロさんを受け止めたのか?判らなかったのですが、アムロさんが飛び出したラストの映像を繰り返し見てみると、位置的にはセイラさんに向かって飛んでいるように見受けられたのです。

なので、カイさんとセイラさんの恋愛関係はカイさんの一方的な片思いでもあったので、アムロさんをセイラさんが受け止めたのかな?という結論をaliasは導き出したのです。


 なのですが、スイートさんの最終結論によると「単独で誰が受け止めても感動的なシーンにはならないし、アムロには帰ってくる場所はあっても、帰ってくるための動機付けとなる特定の人物がいない。それに単独の女性が彼を受け止めてしまうと、対する男性人の心のわだかまりやそれを選ぼうとするアムロの心に葛藤が発生してしまう。だから不必要なシーンは削り富野由悠季総監督はあんなエンディングにしたんだよ!」と言い切られてしまったaliasなのでした(たぶんオタク的な分析としては正解だと思う)。



機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編 / 特別版 【劇場版】
機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編 / 特別版 【劇場版】



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