2008年正月ロードショーが決定したこの作品の原作は大槻ケンヂさんの小説になり、1993年に発表されたグミ編、1995年のチョコレート編、2003年のパイン編と3部作に渡る物語になるのです(マンガ化もされています)。
監督は有頂天というバンドでKERA名義のボーカルをしていたケラリーノ・サンドロヴィッチさんプロデューサーで、役者は石田卓也さん(時をかける少女の声優さんなのです)、黒川芽以さん、森岡龍さん、金井勇太さん、柄本佑さんなど比較的有名ではない人になっていました。
で、大槻ケンヂさんといえば2006年に復活した“筋肉少女帯”や“特撮”などで有名なロックミュージシャンな人なのですが、コラムや作家業なども手掛け星雲賞にも受賞したことがあるマルチな才能を持つ人なのです(最近では“NHKにようこそ!”や“さよなら絶望先生”などのアニメの主題歌を歌っています)。
そんな彼の近年に書いた小説にはイカ天に代表される90年代のバンドブームの裏側を画いた“リンダリンダラバーソール”や、若きバンドマンとゴスロリ少女が旅する青春小説“ロッキン・ホース・バレリーナ”などあまりに映像にしやすい一般向け作品があるのですが、この作品を映画化してしまったことに驚いてしまいました。
この作品は彼の青春時代である80年代を背景にした半自伝的な物語という位置付けの小説なのですが、内容の半分以上がリビドー(性衝動のことです)にまつわる話になるのです。毎晩、自慰行為にふけこみ妄想する男子学生のネタ話のことを延々と語る衝撃的な物語なのです(なので、放送媒体には向かないのです)。
なのですが、あこがれていた同級生が女優となりスターダムにのし上がって行く様を見て、何もできない自分に悩み苦しむ、若さゆえの切なさが画かれた物語でもあるのです。
煩悩に犯された高校生のバカな姿を繰り返し見ているとかわいらしく見えてくるところや、対称的に画かれる大人になりきれない少年の焦燥感など、のほほん〜とした大槻ケンヂさん独特の世界観を映画でどの様に構築してくるのか?が楽しみでもあるのです。
ということで、今回の映画化にあたっては無名に近い俳優人なので、原作のリビドーの雄叫びをリアルに演技できそうな気もするのですが、スクリーンに映し出される大画面で自慰行為にいそしむ姿をリアルに画かれてもな〜とも思うaliasなのでした(おいおい)。
グミ・チョコレート・パイン パイン編

-------------------------------追記--------------------------------------
ということで、2007年12月22日で映画公開日が決定したのです。
