2007年07月12日

ディープ・ブルー

 この作品は全世界200ヶ所ものロケ地を巡り7000時間にも及ぶ撮影フィルムを編集して作られた海洋ドキュメンタリーなのですが、劇場で観たときは落ち着いて観る事が出来なかったのです。

なぜなら、海の自然をテーマにした映画なので、水族館に行くのと同じような気分の家族連れの多い観客層だったのです。でも、映画館で騒ぎ立てる子供たちがいるのでそういったマナーが気になるとかではなく、自然における野性の部分をあからさまに画いた作品だったので、上映中に席を立つ人や悲鳴を挙げる子供や母親たちが多かったので、そういった意味で落ち着いて映画を観ることが出来なかったのです。

ということで、今回は家でゆっくりDVDを観ようと思ったaliasなのでした。


 映画では海という壮大な空間で展開されますが、イワシの群れを見つけ捕食しようとするシロイルカやサメ、さらに空の上からも海鳥たちが彼らを狙う、そして最後はクジラが現れすべてを飲み込む弱肉強食を体現したような世界観が映し出されるのです。

そして、波打ち際の浅瀬で遊ぶアシカの子供たちを狙うシャチの姿。続いて、コククジラ家族を見つけたシャチたちは、親子との距離を引き離させるために子供のクジラを集中的に攻撃し弱ったところでその小さな体を溺れさせ、一番おいしい部分の舌と下アゴのだけを食し、残った部分は無残に捨てられる姿などが映し出すのです。

海上や水中で繰り広げられる美しい映像ではあるものの、あまりに敗者と勝者の差を見せつける弱肉強食を強調する映画なのです。さらに、そんな映像だけでなくコミカルなシーンなどが入り混じっているのですが、観客を安心させたところでまた凄惨なシーンを始めるところなど、緩急をつけた演出に少し悪意が感じられる作品でもありました。

なのですが、野生の生物たちにどうやってこんなに近づいたんだろう?と思わされるほど接写されたアングルなどは迫力の映画なのでした。


 で、そんな映画であるものの、子供たちの怯える姿を横目にして大人の人達は意外と劇場の中で熟睡している人が多かったので驚きました。壮大な自然に包まれ波の音や、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の曲がリラックス効果になるのかもしれませんが、大人になるってこういうことなのか〜!とも思わされた映画でした。

ということで、今回はDVDになってから家でゆっくり観ることが出来たのですが、映画館での子供たちのすすり泣きや叫び声を思い出してしまい、結局は落ち着いてみることが出来なかったaliasなのでした(泣)。



ディープ・ブルー −スタンダード・エディション−
ディープ・ブルー −スタンダード・エディション−
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