2007年07月05日

ジャーヘッド

 ジャーヘッドとは、横から見ると魔法瓶やポットのように見える刈り上げた髪形をしている海兵隊員の事、そして空っぽの容器のように何も考えていない人のことを指すのです(海上保安官を“海猿”と名付けているマンガと同じような皮肉った名前なのです)。

タイトルのセンスを見て興味を持ったので、映画を観てみたaliasなのでした。


 物語は、進路に迷っていた18歳の青年は親と同じ海兵隊の道へと進む。そこには人として扱われない理不尽な上官への絶対服従や厳しい訓練が待ち受けていたが、そこで認められた彼は狙撃兵に選ばれ訓練を受ける。1990年に湾岸危機がおこり、彼はイラクの最前線へと送り出され国のために戦おうとするが、そこに待ち受けていたのは演習と待機の日々だった。敵が目の前に居るのに攻撃命令が出ないためストレスを抱えた兵たちが軍内で次々と問題を起こし始める。やがて数ヵ月後、ついに湾岸戦争勃発と共に歩兵部隊の彼らにも作戦が言い渡されるが、彼らができることは空爆で破壊された跡を見ることだけだった。ここでも、彼らにできることは何もなかった。そして…


 湾岸戦争時、アメリカのCNNでリアルタイムによる映像が流されましたが、あまりに戦争という実感が湧かない映像に対して“ビデオゲーム戦争”と呼ばれていたそうです。

そんな湾岸周辺地域に住んでいなかった人達にとってリアリティーのなかった戦争を、海兵隊として経験した1人の青年の目を通して見たお話なのですが、 “アメリカン・ビューティー”のサム・メンデス監督がアメリカの家庭が崩壊していることをテーマにしたのと同様に、この映画では湾岸戦争の報道されなかった隠された事実を画きます。

敵を倒すために乗り込んできたはずの兵士たちが行き場の無い怒りを持て余すというジェイク・ギレンホールさんの演技や、テレビでは映らなかった空爆後の悲惨さやイラクが重油を撒き散らしたシーンなどを見事に映し出し、観客としても印象に残るシーンや考えさせられる内容の映画ではありました。


 なのですが、兵士が退屈していることを映画で見せられても、観客としても退屈になってしまう部分が多かった!というのが素直な感想のaliasなのでした。



ジャーヘッド
ジャーヘッド


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