2007年06月03日

300 <スリーハンドレッド>

300人VS1,000,000人、真っ向勝負!


 上記のような宣伝展開をしている映画なのですが、“300”って作品タイトルにすると、何の映画なのか?全く不明ですよね〜。

それに、ネットで映画を検索するときに、のぞみ300系とか(新幹線のことです)、離婚後300日特例とか、企業による情報流出300万件などの記事に、将来的には埋もれてしまいそうな気がします。

なので、こんな時こそ日本語タイトルに“テルモピライの戦い”や“ペルシア戦争の奇跡”、“男たちの挽歌”などの副題を付けてくれると、後でも検索しやすいのにな〜と思うaliasなのでした。


 で、この作品は古代ギリシャ時代の都市(ポリス)で、スパルタ教育で有名なスパルタの物語なのです。

元となる史実は紀元前480年に行われたペルシア戦争における逸話となり、ペルシャ軍30万人という大部隊に対して、窮地に陥ったスパルタ軍はスパルタ王であるレオニダス自らが率いた300人の特攻部隊を編成し囮として立ち向かい、味方の兵4000名を逃がしたことで有名なのです。

でも、今回は“デア・デビル”や“シン・シティー”などを手掛けたフランク・ミラーさんによるアメコミ作品が原作となっていますので、史実を元にした別の物語になっていました。
(↓その原作コミックの日本語版なのです)


300(スリーハンドレッド)


 この映画は多数との戦いに挑む、少数の男たちの物語となっています。

メインとなるアクションシーンは、異形の者たちが現れ予測不可能な攻撃を仕掛けてきたり、最初はリアルに展開していたはずの物語が物理の法則を越えた能力を発揮したり、手足や首がちぎれ血が流される戦闘や殺戮が次々に行われるハードな演出なのですが、色あせてしまった古い写真のようなセピア色の画面で統一されているので、多少の残虐性は軽減されています(シン・シティーの白黒画面と同じような効果なのです)。


 スパルタ教育の中で厳しい訓練を受ける者たち、戦いが行われる中で裏舞台を暗躍する者たち、そして味方を裏切る者などが画かれているのですが、安っぽい別れのドラマが画かれる訳でもなく、政治的要素が画かれる訳でもなく、自己犠牲を美化した物語でもなく、退くことを知らない戦士として生き抜く男たちの物語がストレートに画かれるのです。

そして、予告編でも流されていた迫力のあるアクションシーンは圧倒的物量で展開され、スローや長回しなどを多用し、出演者の筋肉までもCGで強調するなどの細部までの工夫が凝らされていました。なのですが、それを終始おなじテンションで画き続けた起伏のない状態を最後まで押し切るので、途中で飽きてしまう側面もありました。


 世界各国でNO.1ヒット記録続出中と宣伝していたのですが、敵となるペルシア軍は、現代でも紛争の火薬庫と呼ばれるペルシャ湾の沿岸から来た人達のことなので、一部政府からクレームが付けられたり、人種差別として問題になっていたそうです。

それに、日本での公開は遅れ2007年6月9日となってしまったのです。5月から続けて封切られた“スパイダーマン3”や“パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド”などの娯楽大作映画が公開された後の日本映画業界では、ヒットは厳しいんじゃないかな〜?と、冷静に思うaliasなのでした(おいおい)



300<スリーハンドレッド>特別版(2枚組)
300<スリーハンドレッド>特別版(2枚組)
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さわやかに
Excerpt: 今日は激しく雨ですね&amp;#63730;めずらしく。音がすごくてテスト勉強とか英検対策とかやってる場合ではないですねー&amp;#63814;伸ちんです。 今日は300の公開日ですね~&amp;..
Weblog: W E B L O G
Tracked: 2007-06-09 18:25
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