2007年05月10日

スパイダーマン3

 スパイダーマン4の製作が2009年公開予定で、早くも進行しているみたいです。当初は3作目で完結するという噂もあったのですが、監督であるサム・ライミさんは第6作まで計画しているみたいです。

今回は“コロンビア映画”の親会社である“ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント”さんが、日本での興行を重要視したため、世界に先駆ける“ワールド・プレミアム in TOKYO”が行われ、さらに、2007年5月1日に日本での世界最速公開となりました。

このワールド・プレミアムの模様は、テレビやワイドショーなどでも放送していましたが、ボクシングの亀田興毅さんが「最初、寝てもうた」とか、「あんなんクモやろ!、クモなんて踏んだら終わりやん!!」みたいなことを、インタビューに対して堂々と言い放っていたのです。彼はワールドプレミアの意味や影響力を知らないのかな?


 で、前の“スパイダーマン2”では、覆面のヒーローとして、彼自身は世間から認知されないことや、相手の身に危険が迫るかもしれないため恋愛は出来ないことなど、ヒーローの悲しみを画いていたのですが、こんなアメコミ映画に泣かされてしまうのか!と思うほど感動した映画だったので、この作品は初日の朝一番から観てきたaliasなのでした。



スパイダーマンTM2 デラックス・コレクターズ・エディション



 物語は、スパイダーマンの正体をMJにさらしたことで重荷の消えたピーターは、恋愛だけでなく、学業やヒーローとしての仕事も順調に進んでいたが、親友であるハリーに、父殺しの犯人と誤解されてしまったことが彼を悩ませていた。

スパイダーマンの功績をたたえるパレードが行われる中、砂を操るサンドマンという新たなる敵が現れるが、彼が叔父を殺した真犯人だということを知ってしまう。復讐を決めた彼の心の闇に取り憑いたのは、宇宙より飛来した黒い液状生命体だった。それは彼のスパイダーマン・スーツを黒く染め上げるだけでなく、ピーターの心も黒く染め上げていく。

そのことによりMJと心が離れていくだけでなく、父の復讐を誓ったハリーがニューゴブリンとして彼の前に立ちはだかり、彼の悲しみが連鎖し疾走し始める。やがて、新たなる敵ベノムも出現し、4つ巴の戦いが始まる。そして…。


 キルスティン・ダンストさんが演じるMJは、男性遍歴が豊富なことがシリーズを通して画かれているのですが(おいおい)、今回も、ピーターがスパイダーマンとして公の場でキスした場面を見てしまい、元カレと浮気しそうになっていました。1作目の時に、MJと、逆さまになったスパイダーマンが不自然なくらい濃厚なキスをしていることに違和感を覚えましたが、まさかこのシーンへの伏線だとは気付きませんでした(たぶん違う!)


 MJは女性らしい若さゆえの過ちというものをしてしまうのですが、スパイダーマンの男性としての若さゆえの過ちも、かなり画かれていました。冒頭で、前作のテーマだった“ヒーローと恋愛を両立させる”ということが順調に進んでいることを画くのですが、恋に浮かれる、男の子ってバカだよな〜って姿を画きだすのです。

そして、この映画ではダークサイドに落ちてしまうスパイダーマンのエピソードでもあったので、どんな風に画かれるのだろうと思っていたのです。スパイダーマンとしては取り返しのつかない過ちなどをしてしまう衝撃のシーンが画かれるのですが、ピーターとしては、道行く女の子がみんな振り返るほどモテる男の子に変身するのです(?)。

設定では悪ぶった男に女の子は心惹かれるという設定になっているので、彼は“ちょい悪オヤジ”風なファッションを着こなすのです。でも、それが、昔にヤンキーやガングロにしていた人が、10年後にリーゼントにしていた姿や真っ黒に焦げた顔の写真を、冷静になって見てしまうときの恥ずかしさのような視点で画かれるのです。そのため、彼のちょい悪を気取る姿が、観客の方が恥ずかしくなるような痛々しい映像になっていました。


 で、今回は復讐がテーマになっているため、すべてのキャラクターがその思いを心に抱えているのですが、その復讐という振り上げた拳をどこに下ろすのか?ということで、すべてのエピソードを感動的にまとめていました。

なのですが、今回の恋愛を巡る話や復讐をテーマにしたため、個人的な戦いを繰り広げているようにしか見えないのです。前回のヒーローとしての悲しみに泣けてしまったaliasとしては、今回は私闘ばかりを繰り返し、身近の人間しか助けない、超人的な力を持つだけの男に成り下がってしまったようにしか見えないのです。

前回までは、NYの平和を守るために自分の学業や恋愛がおろそかになってゆく悲しさが画かれていたのですが、冒頭の順調に進んでいく恋愛や学業、ヒーローとしての二重生活が、身近の人物だけを守ることに割り切ったため、順調に進んでいるようにしか見えなかったのです。

複数のエピソードが同時進行するため、そんなエピソードを画く余裕が無かったのかもしれませんし、前作までにそんなエピソードは画いてきたので必要ないと思ったのかもしれませんし、当初の予定通りこれが最終作となるのであれば、そのエピソードは必要なかったのかもしれませんが、通過点となってしまった現時点では、何か物足りないような気がしました。


 ということで、多くのエピソードを詰め込みすぎた物語の構成や、そのため中途半端になってしまう一つひとつのストーリーには納得いかなかったのですが、アクション自体は鮮明な映像で迫力がある場面を再現し、重力を感じさせるほど空中と飛び回る爽快感や、物理の法則を無視しているのに拘らず説得力のある映像は他には他を圧倒する内容となっていて、ハリウッドの最新技術のCGだけでも、アクション映画として楽しめる作品となっていました。

いちおう第一部完結として、三角関係の恋愛やこれまでに画かれていた伏線はほとんど解決されているので、次回作では新たなるエピソードを構築してくると思われます。4作目以降は主人公を含め、配役が変わっても問題ないような気がする結末でした。


 次回以降の作品も気になるのですが、エンドロールを見ていると、

監督のサム・ライミさんや

脚本のアイヴァン・ライミさん、

役者として出演しているテッド・ライミさん、

エマ・ライミさん、

ローン・ライミさん、

ヘンリー・ライミさんなど、

ライミ一族の名前が作を重ねるごとに増えていくことが、一番気になるaliasなのでした。
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