2007年04月20日

ロッキー・ザ・ファイナル

 言わずと知れたシルべスター・スタローンさんを一躍有名にしたボクシングの映画ですが、2007年4月6日に“ロッキー・ザ・イッキミ”という企画がTOHOシネマズ六本木ヒルズで公開されていました。このイッキミという微妙なネーミングセンスが気になったのですが、これまでにも“スターウォーズ”や“ハリー・ポッター”などのシリーズ作品をまとめて放映するTOHOシネマズのお祭企画だそうです。

今回は、ロッキー1作目からラストとなるこの最新作までの6作品をまとめて19:00〜朝7:00まで12時間の連続放映してたそうです。ほとんどの人が途中で居眠りしてしまいそうな時間設定なので、もう一度、映画館で観てもらおうとする企画だったのでしょうか?(違うだろ!)



ロッキー〈特別編〉



 物語は、現役を引退してからロッキーはフィラデルフィアで小さなイタリアン料理店を経営していた。すでにエイドリアンとは死別してしまい、父親の栄光と比較されてきた息子は独り立ちし、店では客相手に世界チャンピオン時代の話を毎回する、過去の遺産を食い潰すようなさみしい第二の人生を送っていた。ある日、ボクサー時代に近所の子供だった女性と出会うが、すでに離婚し青年を育てるほどの年齢になっていた彼女の生活が困窮していること知る。彼女の家族ごと面倒を見るロッキーだったが、彼女と出会うことで当時の自分をだけでなく、自分の中にくすぶっていたものを思い出させた。そこに、コンピュータのシミュレーションで現役の世界チャンピオンより全盛期のロッキーの方が強かったという結果が提示されるのをテレビで見てしまう。自分の中に残っていた戦いたい!という思いが彼に現役へ復帰することを決意させる。そして…。


 この物語は“ロッキー5/最後のドラマ”という自ら失敗作と公言したロッキー・シリーズに決着を付けた作品となっています。Xでは40歳半ばの男がリングに上がることは不自然だという理由で、映画の中では一度もリングに上がらず、路上のストリートファイトをするというとんでもない作品だったのです(ちなみに、この映画に合わせて再販されたDVDのロッキーVからは、この最後のドラマという日本語タイトルは消されてしまいました)。

そのため、今回はただのアクション映画ではなくアカデミー作品賞を受賞した1作目を彷彿させるようなストーリを構築し、60歳の彼が往年を思い起こさせるようなすばらしい体へとビルドアップし直し、当時の体の切れは無くなっているためボクシングの試合に迫力を持たせる絶妙なカメラワークなど、スタローンさんだけでなくスタッフ・サイドからもこの作品にかける意気込みが感じられました。


 で、ロッキーといえばフィラデルフィア美術館前の階段を駆け上がるシーンが有名ですが(ロッキー・ステップと呼ばれている場所なのです)、映画の中でロッキーがガッツポーズをした頂上部分に彼の足型が記念として残されているのです。なので、それが映画中で映し出されるのかな?と思い目を凝らして観ていたのですが、何度かのチャンスはあったものの、結局は最後まで映し出されませんでした(映す訳ないだろ!!)。


 ということで、この映画はこれまでのロッキー・シリーズを完結させる物語となっているため、過去の作品を知らない世代の人は楽しみにくい映画となっています。でも、過去の作品を知っている人は、あらためて昔の作品のDVDなどを観ずに劇場へ行くことをお勧めします。

過去の作品をテレビで観てから10年以上経っていましたが、昔の映像を交えながら物語が進行するため当時の記憶が鮮明に想い出されるのです。そのためロッキーのテーマ(Gonna Fly Now)と彼の戦う画面が映し出される頃には、懐かしさと共にaliasのほほにひとすじの何かが流れたのでした。



ロッキー・ザ・ファイナル (特別編)
ロッキー・ザ・ファイナル (特別編)
-------------------------------追記----------------------------------------------



 そういえば、この映画ではあの駄作と呼ばれていた“ロッキーX/最後のドラマ”にさえ出演していたエイドリン役のタリア・シャイアさんがいませんでした(過去の映像としての出演はしてます)。

映画を観ていると、どうやらシルべスター・スタローンさんの脚本が完成してから、タリアさんに出演を断られたように見受けられます。

物語では近所に住んでいた女性がキーワードなのですが、離婚をした、または離婚の危機に瀕したエイドリアンと息子との生活を取り戻すために、ロッキーが戦うストーリーだと自然な展開なのです。たぶん、タリアさんに出演を断られたため、代わりに昔の近所の女性という設定にしたと思われます。


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