2006年11月12日

プラダを着た悪魔

 この作品はテレビのスポットCMだけでなく、女性誌などでも特集や大きく広告などを出しているのをよく見かけたのですが、何でおすぎとピーコの兄弟(姉妹?)で対談する企画がなかったんだろう?おすぎさんには映画解説、ピーコさんには登場人物のファッションチェックをしてもらうということで、夢のような企画になったはずなのに…(辛口の評論になっちゃうかも?)。


 物語は、大学を卒業してジャーナリストを目指していたアンディ(アン・ハサウェイ)はニューヨークで仕事探しをしていたが、採用されたのはファッション誌のアシスタントだった。彼女にとっては記者になるためのステップの仕事のつもりだったが、そこはモードの世界を目指す女性達があこがれる一流ファッション雑誌“RUNWAY”のカリスマ編集長のミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)のアシスタントという仕事だった。編集長の一言がファッション業界を動かすと言われるほどの彼女の権力は、世間や業界だけでなく会社内でも絶対的なものだった。この業界にはほとんど興味がなかった彼女は、ブランドの名前などはじめて聞かされる言葉や殺人的なスケジュールに戸惑っていたが、さらに仕事中だけでなく昼夜関係なくかかってくる横暴な編集長からの電話により彼女の私生活は壊されていく。自分の本当にしたかった事とかけ離れた仕事、上司に振り回されながら働かされる毎日、そしてだんだん縁遠くなってゆく友人たちと恋人。自分の生き方に悩む彼女だったが、少しずつこの業界に慣れていき仕事の楽しさもわかりはじめる。そして…


 さえない女の子が一流の女性になるまでを画くサクセス・ストーリーな展開をする作品だったので、いつの間にかシリーズ化されてしまったことで有名なゲイリー・マーシャル監督の“プリティ・シリーズ”(参考:プリティ・ウーマン、プリティ・ブライド、プリティ・プリンセス)の作品を思い出してしまいました(ちなみに、この作品は海外ドラマなどを主に手掛けているデヴィッド・フランケル監督なのです)。

扱っている設定はそれぞれ全く違うものなのですが、女性のあこがれるアイテムをキーワードにして彼女達が成長していく姿を画く展開や、Before&Afterを劇的に見せるところなどが同系列な映画なのです。なのですが、プリティ・シリーズと比べエピソードや物語の展開のさせ方が非常にうまく計算されていて、サクセス・ストーリとしては完成形とも言える作品になっていました(意外と感動!)。


 この物語はコメディタッチに進行していくのですが、作り上げられたトレンドがすぐに切り捨てられてゆく戦場のようなファッション業界の現状、毎日の仕事に押し流され恋人とすれ違いになってしまう日々、人生の岐路に立たされ迷う心、そして主人公だけでなく彼女を取り巻く人たちの生き様などが泣ける要素としてうまく画かれているのです。そして、女性の生き方をテーマにした物語なのに異性の視点も取り入れられていたため、意外と男性からも好評な映画だったのです(プリティ・シリーズのような女性に限定したような作品ではなく、万人を意識した作品にしたかったのかもしれませんね)。

で、友人が一番泣けたシーンは、横暴な編集長が新人アシスタントへのいじめとして彼女のデスクにコートやバックを次々と投げつけるシーンなのです。そこにはPRADAだけではなくHermèsやCHANEL、DOLCE & GABBANAなど、高くて手が出せないようなブランド製品が使われているのですが、彼女の欲しがっていたアイテムが乱雑に扱われることに耐え切れなくなり泣けてきたそうです(おいおい)。


 この映画のタイトルを見て“ユニクロを着た悪魔”とか“無印良品を着た悪魔”などで、オチでも書こうと思ったのですが、結局、最後まで何も思いつかなかったaliasなのでした。



プラダを着た悪魔 (特別編)
プラダを着た悪魔 (特別編)

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プラダを着た悪魔 11月18日公開前 ハイライト
Excerpt: 11月18日公開のプラダを着た悪魔 http://movies.foxjapan.com/devilwearsprada/ 試写会を四回観た。 一回目の感想 http://ame..
Weblog: 世田谷のProducer
Tracked: 2006-11-12 09:27
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