なのですが、この物語の冒頭で画かれるのは1967年に公開された映画、ダスティン・ホフマンさんの“卒業”のストーリーなのです。卒業といえば、サイモン&ガーファンクルさんの切なくも疾走するような曲も印象的でしたが、教会で結婚式をあげている花嫁を奪い去るラストシーンが有名ですね。
って言うか〜、その花嫁略奪のシーンしかaliasは覚えていなかったのです(おいおい)。
卒業

ということで、久しぶりに卒業を観てみたのです。
大学を卒業し実家に戻っていたベンジャミン・ブラドックは、父の友人であるロビンソンの妻だった42歳のミセス・ロビンソンに誘惑され不倫という禁断の関係に陥ってしまい、その後も惰性のように毎晩ホテルで密会する日々を過ごしていた。怠惰な生活を送る息子に心配していた両親だったが、そこに幼馴染であるロビンソンの娘エイレンが実家へ帰省してきた。何も知らない二人の親達は子供達が付き合うことを勧めていた、嫉妬していたミセス・ロビンソンを除いては。彼女の純粋な心に引かれ始めていた彼だったが、二人の前でミセス・ロビンソンは不倫の関係をしていた事実を彼女に暴露する。衝撃の事実に耐え切れずエイレンは大学へ戻るが、それがきっかけとなりロビンソン夫妻は離婚することになり、その後エイレンは別の男性と結婚することを決意する。そしてベンジャミンは…。
で、何でこんなストーリーが冒頭で画かれるのだろう?と思っていたのですが、ジェニファー・アニストンさんが演じる主人公は卒業と同じように結婚を迷っていたエイレンの娘だったのです。
この物語では、映画“卒業”の原作小説は主人公の母や祖母の過去を画いた作品だったという設定なのです。それから30年の月日が流れた物語の中では、エイレンはベンジャミンとは一緒にならず結婚式場にいた男性と夫婦生活を送っていたことなどが画かれるのです。
そして、不倫をしていたベンジャミンなので、ミセス・ロビンソンと氣@ソ雌9;]テ(あれ?文字化けしちゃった!)をして、娘のエイレンとも鷺l4;痲をしていたのですが(また、文字化けしちゃったよ!!)、30年後、この映画の主人公である孫にまで9jミ薙gレeをしちゃうのです(文字化けし過ぎだ!!!)。
中田英寿さんが引退表明したときにさらに有名になった自分探しという言葉なのですが、通常の作品等では自分探しをする事となるきっかけの事件が最も大事なポイントとなる映画が多いのですが、この物語では自分探しをしている途中で劇的な過去と出会うという稀なケースの脚本なのです。
こんな作品を観てしまったら、同じように自分探しをしたくなる人が増えるかもしれませんが、この映画はほとんどヒットしなかったのでたぶんそんな展開にはならないのです(おいおい)。
映画の前半では結婚を迷う主人公やそれを取り巻く人々はコメディータッチでありながらリアルな展開をするのですが、物語から卒業の後日談と関わりのあるエピソードが終わった後は眠気を誘うような展開になっていました(言い過ぎだって!)。
せめて、ダスティン・ホフマンさんが出演していたら、もっと話題作の映画になっていただろうな〜と、少し残念な気分になったaliasなのでした。
迷い婚 ~すべての迷える女性たちへ
