2006年09月28日

逆境ナイン

 2005年の後半ぐらいから、ハリウッド作品より邦画の方が映画館への集客能力があると言われるほど勢いのある日本映画なのですが、その人気の一角を担うのがROBOT製作の作品群なのです(例:踊る大捜査線シリーズ、海猿シリーズ、ALWAYS三丁目の夕日 タイヨウのうた)。

ということで題名からしてあやし過ぎる映画なのですが、玉山鉄二さんや堀北真希さん、藤岡弘さんらが出演し、さらに話題性もあり質の高い作品を量産しているROBOTさん製作の作品ということで、映画を観てみたaliasなのです。


 物語は、主人公である全力学園の不屈闘志が校長に野球部の廃部を言い渡されるところから始まる。不屈は廃部させないために甲子園で優勝することと、10日以内に去年の優勝校との試合に勝つことを宣言するが、弱小の野球部には数々の逆境を乗り越えなければならなかった。そして…。


 この作品の島本和彦さんに手掛けられた原作は伝説の熱血漫画と言われているものの、あまりにマイナーな作品であったことや実写化の難しい作品であったため、企画会議の段階で映画化は不可能と一時は判断されたのですが、監督の熱意でその逆境を覆し、オファーを受けた役者がこの原作に惚れ込んだ結果、この豪華キャスト人になったそうです。

で、その役者の方々が惚れ込んだ原作は主人公の不屈闘志という名前が表しているのですが、逆境に陥っても諦めない熱血漢の野球漫画なのです。にもかかわらず、その熱血さがあまりにも度が超えていたり、無理難題をでたらめの男の論理で解決したり、投げたボールが燃えたりするので、小林サッカーのような現実ではありえない世界観を紡ぎ出すお笑いスポコン映画仕上がっているのです。

そして、この物語で主人公が逆境に陥ったときに彼らの価値観を覆したり、その状況を見事に表した名言がいくつも出てくるのですが(ネタばれになるので内緒なのです)、その言葉を宇宙から落ちてきたモノリスや空に浮かぶ石版などに文字で刻むという、とんでもない強調の仕方をするのです。


 ありえない世界観を画くこの作品からは、熱血馬鹿映画にかける役者と監督からの大きな思い入れと情熱が感じられるのですが、無茶苦茶な物語の展開をするくせに(おいおい)、演出自体はどこかで見かけたことのあるような手法ばかりなので、オリジナリティーにかける秀作な作品という印象を受けてしまったのです(ちょっと定番過ぎたのかもしれませんね)。



 そういえば、商業主義に偏る映画界では作品のイメージとはまったくかけ離れた楽曲が主題歌として選ばれるケースが多いのですが、この映画ではエンドロールで1987年にリリースされた岡村孝子さんの“夢をあきらめないで”という曲が流れていました。この男くさい熱血の物語の後に、その男の子たちをあたたかく見つめるかのような視点でやさしさにあふれる彼女の歌声と歌詞が流れてきたので、主題歌としては見事にはまっていたのです(星飛雄馬のお姉さんの視点なのです)。

でも、最近テレビで見かけない岡村孝子さんは、今は歌手としての逆境にいるのかな?と別の心配をしてしまったaliasなのでした。



逆境ナイン かけがえのない通常版
逆境ナイン かけがえのない通常版

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