2006年09月10日

僕の、世界の中心は、君だ。

 “世界の中心で、愛をさけぶ”の韓国版なのです。CMなどでは日本版の主題歌だった平井賢さんの“瞳をとじて”をチャ・テヒョンさんがカラオケのように熱唱している曲が流れていましたが(チャ・テヒョンファンの方に怒られるぞ!)、セカチュウと言えばこの曲が必要だという理由で日本公開のためだけに無理やり作られたそうなので、映画の本編には流れないのです。

そして、題名を見ても分かるのですが、句読点を不自然な所に入れることにより世界の中心という単語を際立たせたり、映画の略称もセカチュウに対抗して、ボクチュウ、ボクセカなどの略称を浸透させようとして映画会社の方々は二番煎じを狙ってようなのです(ちなみに公式サイトのアドレスはボクキミになっていました)。結局、この映画はあまりヒットしなかったので、この曲もこの愛称も人々にはあまり浸透しなかったようなのです(おいおい)。


 物語は、平凡な高校生の男の子と、クラスのマドンナとの恋の物語なのです。
何の特徴もない男の子に、なぜかその女の子は中学生の頃から思い寄せていた。彼に対して何度もアプローチをするが、彼は彼女の好意にさえ気付いてくれない。そして、彼女が勇気をだしてポケベルに愛のメッセージを入れたことで、ついに二人の恋は始まった。やがて、二人の恋愛は順調に歩み始めるが、すでに本人も気付いていないところで病魔が彼女を蝕み始めてもいた。そして二人で初めて出かけた旅行先で…。


 この物語の冒頭は10年後の同窓会のところから始まるのですが、高校時代も10年後のシーンも主人公のチャ・テヒョンさんは髪型が違うこと以外メイクも変えていない役作りなので、笑えるくらい違和感があるのです(やっぱり、30才前後に人に高校生役をさせるのには無理があるのです)。でも、この映画は日本版とは違い、10年後の回想に浸るシーンをほとんど使わず高校時代のシーンをメインに進めるため、それほど気にはならなかった役作りなのでした(とりあえず、ヒロインのソン・ヘギョさんがかわいかったのだけは確かなのです)。


 で、aliasが一番気になっていたことは、日本版の物語のラストではオーストラリアにあるエアーズロックへ向かい彼女の遺灰を世界の中心で撒くはずだったのに、途中の車がパンクしてしまったことろで、なぜかそこで彼女の遺灰を撒いてしまったのです。つまり物語としては“世界の中心の近くで、愛をさけぶ”という作品になってしまったのです(原作ファンの人に怒られるって!)。

なので、韓国版では世界の中心とされるエアーズロックまでたどり着けるのか?ということを注目して観ていたのです。でもこの作品はオーストラリアには行かず、世界の中心は韓国だったという物語に仕上げてきたのです(違うだろ!!)。


 実は、この映画には遺灰というキーワードが出てこないため世界の中心として設定されていたオーストリアにまで行く必要はなく、二人で出かけた旅行先に彼女の思い出のかけらが残っていたのです。そしてラストでは、僕の世界の中心は君だったという物語に仕上げてきたのです。

この作品は日本版ほどインパクトのないお話になってしまっていることや、映画で使われた旅行先の島について政治的な批判(日本の一部地域では公開もされていないのです)など、いろいろ言われているため評判が良くないようですが、物語自体は余計なものを取り除きシンプルに脚本を構築したため、意外と恋愛物語の王道になっている映画なのでした。



僕の、世界の中心は、君だ。 特別版
僕の、世界の中心は、君だ。 特別版

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