2006年07月02日

ティム・バートンのコープス・ブライド

 (ある意味で)子供も楽しめるファンタジー作品として大人気だったティム・バートン監督の“チャーリーとチョコレート工場”が2005年の秋に劇場公開されていましたが、それに少し遅れて上映されたのが、このストップモーション・アニメ である“ティム・バートンのコープス・ブライド”なのです。

数秒のシーンを撮影するのに何時間もかかり、こつこつと単調な作業を続けるため根気が要ることで有名なストップモーション・アニメですが、この監督の代表作品として思い出すのは、1993年に公開された “ナイトメアー・ビフォア・クリスマス”なのです。その頃と変わらず彼の作品に出てくる登場人物はオカルトなのにかわいい人形たちなのでした。



ナイトメアー・ビフォア・クリスマス コレクターズ・エディション



 で、あのチャリ・チョコとコープス・ブライドは監督が同じで、この作品の主人公も同じジョニー・デップさんなのです(声で出演しているのです)。さらに製作時期も同じだったので、昼間はチャリ・チョコ撮影をして、夜はコープス・ブライドを製作していたそうなのです。

なんで製作時期をずらせなかったんだろ?(契約上の問題なのかな?)

ということで、そんな撮影スケジュールでは大変だったはずなのです。なので、監督はどちらの作品を手抜きをしながら作ったのか?というのを注目しながら、この作品を観てみたのです(おいおい)。


 物語は、成金親父の気の弱い息子と、貧乏貴族の娘が政略結婚をさせられるところから始まる。気の弱い息子は結婚式のリハーサルの時でさえ誓いの言葉がうまく言えなくて、町外れの墓場で誓いのセリフの練習していた。人前ではおどおどしてしまう彼だったが、誰もいないところでは詩人のように話せた。そして花嫁の手に見立てた木の枝で指輪をはめるところまで練習していたが、それは木の枝ではなく、悲劇のもとで無くなってしまった死体の花嫁の手だった。間違いとはいえ、二人は正式な誓いの言葉で正式の夫婦となってしまい、かれは死の世界に連れて行かれる。そして…。


 どうやら、手を抜いたのはこの作品の方でした(おいおい)。

なのですが、この77分の物語にはティム・バートン監督の思い入れが少なかったためか?お気楽に観られる映画に仕上がり、ミュージカル調で進む展開にはだれてしまう場面も無く、瞬く間に終わる物語なっていました(手を抜いているところがいい影響になっているのです)。

そして、ナイトメアー・ビフォア・クリスマスのなどの作品と共通するのですが、彼の映画に登場する人形たちは生きている人間より、死体や無機質なものを美しく生き生きと見せるところがすばらしいのです(矛盾)。


 この映画は骨や目玉が飛び出ているオカルトチックな主人公たちなので、子供に見せたくない作品として親御さんたちからは嫌われてしまいそうなDVDのパッケージなのですが、人としての生き方や限りないやさしさ、愛を貫く感動的な物語だったので、チャリ・チョコよりこの作品のほうが子供に観せてあげた方がいいのでは?と思ったaliasなのでした。



ティム・バートンのコープスブライド 特別版
ティム・バートンのコープスブライド 特別版




この記事へのコメント
おじゃましまーすっ!更新乙です!日記書くのもたいへんですねー(・3・)
Posted by ふーヵ at 2006年07月03日 14:04
タイトルに釣られて読んじゃいました!またきますねー♪
Posted by えみり at 2006年07月03日 16:11
aliasさん、こんにちは。
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」大好きのゆづです。
ナイトメア〜の音楽が特に気に入っているので、
今回の音楽はどんな仕上がりだろうと期待しすぎて
ちょっと腑抜けてしまったのがこの作品。
うう〜ん、ダニー・エルフマンさんも手を抜いていたようです(笑)

しかし、私も「チョコレート工場」よりもこちらの作品の方が好きです。
自分の人生は自分で切り開くもの!という
ややはた迷惑ながらも、かなり積極的なエミリーさん(死体の花嫁さん)の行動には勇気を与えられますよ。
実際、ヴィクトリアは影響を受けていましたしね。
そして、生きている人の世界が灰色で、
死んだ人の世界がカラフルでにぎやかなところは
私もとてもステキだなぁと感じています。
このDVD、そのうち安価で販売されると信じており、それまで買わずに待っています(笑)
Posted by ゆづ at 2006年07月03日 23:09
ゆづさん、いつもコメントありがとうございます。

ということは、
ジョニー・デップさんが手を抜き、
ティム・バートン監督もさらに手を抜き、
ダニー・エルフマンさんが追い討ちをかけるように手を抜いた映画だったんですね
(おいおい)。

ディズニー映画のようにこんな映画が1年に1回ぐらい観たいのですが、
撮影が大変そうなので無理っぽそうですね。

このペースでいくと、次に観れるのは6年後ぐらいでしょうか?
(次回のワールドカップより先ですね)

Posted by alias at 2006年07月04日 23:23
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Tracked: 2006-07-03 18:04
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