1998年に公開されたリングや呪怨などホラームービーのブームの勢いに乗り、この作品も日本でホラー映画として公開されていたのです。でもホラーにするには貞子さんや伽椰子さんほどの強烈なインパクトを持つキャラクターがいなかったので、劇場公開時に客席に座る人はあまりいなかったのです(黒木瞳さん主演だったのに…)。
そして、Jホラー(日本のホラー作品の事です)のハリウッドリメイクの時流に乗って、この作品もリメイクされましたが、日本でも海外でもそれほど人気もなく、あっという間に公開終了となりました。
そんな不遇な待遇を受けてきたこの作品は水をテーマにした恐怖を画いています。日本ではホラー映画として製作されましたが、このハリウッド作品ではサスペンス映画としてリメイクされ、人が少しずつおかしくなる狂気の様を画いています。
たいていのハリウッドリメイクって、役者と音楽を入れ替えて、さらにアクションを強化しつつも、脚本は大雑把になるケースが多いので、この映画には意外と好印象でした。
この映画をホラーとしての先入観が無く、サスペンス映画として観れた人は、きっと幸せなのです。
でも、期待に胸を膨らませて観ると、たぶん期待はずれになるのです(どっちやねん?)
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