2010年01月01日

岡田斗司夫のひとり夜話 第4回レポート その02

 ということで、岡田さんのゲームにまつわるお話なのですが、今回は分析や考察をするのではなく、ゲームに対する思い出話なのです。



【ゲームの話】


●想像力

 スタンド・バイ・ミーやミザリーで有名なアメリカの小説家スティーブンキングによると、一番の恐怖は子供の部屋を見に行ったら死んでいること。怖くて仕事も手に付かないし部屋を見に行くことさえできない。同じように僕は10歳ぐらいの子供がひどい目にあうニュースや映画も見れない。世間では感受性豊かなことをうらやましがる人もいるが本人は想像力に苦しめられる一面もある。


●ゲームが怖い

 最近はゲームをやらなくなった。年末年始の時期に桃太郎電鉄ぐらいしかやらないし、それさえも最後まで続けることができない。

昔、ファミコンのスーパーマリオブラザーズをやっていた時、穴へ落ちていくことに恐怖を感じたり、ラスボスのクッパと血の池地獄で戦うことさえ怖い。ゲームの中に感情移入してしまって、暗い穴の中に落ちて行く事や水中に潜っていると息苦しさまで感じたりする。キングボンビーですら怖い。でも、昔はゲームをやっていた。


●爆走デコトラ伝説

 1998年プレイステーションで発売された“爆走デコトラ伝説〜男一匹夢街道〜”は、自分でデコレーションしたトラックでレースをしながら日本を縦断するゲーム。BGMは聞いたことのない演歌が流れ、聞いたこのない演歌歌手が歌っているが、トラック運転手気分になりながら口ずさんでしまうほど楽しかった。

そんなゲームに次回作が出ないと思っていたら、“爆走デコトラ伝説2 男人生夢一路”が発売された。このゲームはシリーズ化され歌手は北島三郎ファミリーの小金沢昇司さんなどが歌うようになり、やがて北島三郎本人まで登場した。マイナーさが好きだったので、メジャー化して興味がなくなった。


●マリオ

マリオカートは初心者向きのヨッシーを使っていた。マリオ初の3Dゲームである、スーパーマリオ64は5〜6回はクリアーしたほど好き。クリアーとは関係なくマリオの世界を意味もなく毎日30分ほど歩き回るだけでも楽しかった。


●無幻の心臓

 無幻の心臓はドラクエなどの原型になった初のフィールドタイプRPG。謎の言葉が書いてあったり、農民の絵が怖かったり、ガイナックス全体がやり込んでいた。いくつかの謎は解けないまま、その後一人の青年がガイナックスに入社してきたが、彼が夢幻の心臓の製作者だったことがわかる。師匠をあがめるように先を争って質問攻めにしていたが、謎の言葉はゲームの容量が余っていたので適当な言葉を入れたと言った瞬間、総スカンになった。


●ドラゴンクエストII 悪霊の神々

 発売当時、ゼネラルプロダクツというSFや特撮を扱う専門店を経営していたが、ロトの血を引く勇者が何で店のシャッターを開けなきゃいけないんだ!と疑問に思うほどハマった。広大な空間を船や時の扉などで移動できるのも面白かったが、いままで雪の表現をしているPRGなかったので驚いた。当時は攻略本がなかったので、自分でダンジョンのマップやショップの値段も書いた。そして地図は説明書に書いているものを拡大コピーして訪れたところをピンで刺し、通った道筋を毛糸でつないだ。なぜそこまでするのか?と言われたら、世界観に感情移入するので、現実と同じように用意しておかないと怖くて出歩くこともできない。


●どこでもいっしょ

 トロは言葉をたくさん覚えればいつかは人間になれると信じているネコで、何でも知りたがるトロに言葉を教えるゲーム。

デラべっぴんやBOMBなどの言葉を覚えさせて遊んでいたが、トロから「あしたはだいじな話しがあるから、はやく帰ってきてほしいニャー」と言われた。仕事をずらしたり、キャンセルしてまで家に帰った。そしていくら言葉を覚えても人間になれないことに気付いたトロは別れの挨拶とともに去ってしまった。

自分としては楽しんで言葉を教えていただけなのに、彼は努力して人間になろうとしていた。普通のゲームは人を待ち受けるものなのに、プレイヤーを置き去りにするのがこのゲームのすごさ。エンディングの後のトロは時々部屋に帰ってきたり、手紙を置いていったりしていた。

10歳の娘もこのゲームをしていたが、彼女は泣けなかったと言っていた。しかし、ある夜テレビの前で寝ている娘を見ると、画面にはかつてトロのいた部屋の画面が映し出されていた。その時、娘が親の前では強がっていたことに気付く。ゲームのことを本気にしていることを言うのが恥ずかしかったことも。そして自分も心を掴まされていたことにも。

ゲームだからと言って、悲しくない、切なくないわけじゃない。それからゲームはしなくなった。娘はもう覚えていないけど、それから僕はゲームができない。



【感想】

 岡田さんが午後ギャオの時にWiiを買ったのにぜんぜん手をつけないから不思議に思っていたのですが、こんな話があるとは…。

周りでゲームをしている人の話を聞いていると、人間との対戦型のゲームしかしないとか、RPGやアクション系を攻略本を見ずにクリアーしてから攻略本を見ながら全てのイベントやアイテムを手に入れるとか、人間と対戦したい人と、完全主義の人に分かれる場合が多いですね〜。

aliasとしては最近はやる暇がないので、CM見てて面白そうだったら買うぐらいかな?最近やったゲームと言えばガンダム無双みたいな憂さ晴らし系か、スペースチャンネル5みたいな音ゲー、銀河英雄伝説みたいなシミュレーション系ぐらいかな。昔はセガ信者だったからファンタシースターとかRPGもやってたけど、今のRPGは一本道しかないものや選択の幅が広すぎて、ちょうど良いくらいのものがないから止めたのです。

次々インフレする敵キャラを倒すことや、人と競うことを楽しむ人しかいなかったので、こういった視点からゲームの話をしているのは初めて。少し泣けた…。



 ということで、次回はノート術なのです。



ひとり夜話 第4回レポート その01 その02 その03

ひとり夜話 第3回レポート その01 その02 その03 その04 宿題





この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。