2006年02月13日

2006年2月12日の日曜洋画劇場

 世間はすっかりトリノ・オリンピック模様ですが、その対抗番組としての日曜洋画劇場で放送していた “CASSHERN 特別版”に、ついつい目が離せなくなりました。“主題歌宇多田ヒカル特別編集版”と銘打っていたのですが、前に映画を観たときからずいぶん時間が経っていたので、どのへんが特別だったのか?は判りませんでした(おいおい)


 宇多田ダンナこと紀里谷和明さんが始めて映画監督に挑戦した作品です。自分でオタクと称するだけあって、キャシャーンというかなり昔のメジャーではないアニメ作品を実写映画にしましたが、そんなことより独特の世界観の中で自分なりの解釈で新造人間の悲しさを語り、ガンダムやエヴァンゲリオンのような古いアニメ的要素を組み入れた作品に仕上げているところにオタクさを感じました。

で、主題歌である“誰かの願いが叶うころ”は、紀里谷さんの映画のために宇多田さんが書き下ろした楽曲でしたが、めずらしく彼女らしくない曲調だったので、宇多田さんの才能にも陰りが見えてきたのかな?と当時は思っていたのですが、いま考えると夫のために作る曲だったので彼女がプレッシャーを受けた結果だったのかもしれませんね。


 DVDでこの作品を観た時はコントラストのつよい独自な映像感であるものの、格闘シーンなどにいまいち迫力がなかったイメージがありました。でも、地上波というすこし画像が粗い媒体で放送することで映像自体がすごく映えて見え、CGを駆使したアクションシーンもかなりの迫力に見えました(TV向きの作品だったのかも?)。

いまどきマッドサイエンティストが出てきたり、少し無理のある難解な物語の展開だったため、設定ぼろぼろ、統一性へろへろだったんですが、物語の悲しさに涙がぽろぽろ(意外と感動しました)。監督はこの映画で、純愛のひとつの果てを画きたかったのかも?


 この作品は紀里谷監督の最高傑作です。

と言ってもこの作品しか作っていないんですけどね〜(おいおい)。この作品以来、紀里谷監督の映画は発表されていませんが、aliasとしては紀里谷さんの世界観がけっこう好きなので彼には期待してます。(キャシャーンの興行成績があまりに悪かったから次回作は作らせてもらえないのかな?)。

2004年の同時期に作られたリメイク作品、庵野秀明監督の“キューティーハニー”や、那須博之監督の“デビルマン”と比べたら格段に良い作品でした(比べる作品が悪い!)。



CASSHERN
CASSHERN

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