2006年02月05日

悪魔の棲む家

 2003年にリメイクされた“テキサス・チェーンソー”をプロデュースしたマイケル・ベイさんと、脚本家のスコット・コーサーさんが再び手を組み、1979年公開の“悪魔の棲む家”をリメイクしました。

マイケル・ベイさんといえば、もともとCM制作を手掛けていた監督でしたが、1995年に“バッドボーイズ”の監督に抜擢され“ザ・ロック”、“アルマゲドン”と立て続けに大ヒット作品を作り出しました。次に、ある意味で反響を呼んだ“パール・ハーバー”を興行的に成功させてからは、“バッドボーイズ2バッド”やリメイク作品など、ある程度興行成績が計算できる作品を選んだり、プロデューサー業も行うようになりました。そして長年一緒にやってきたジェリー・ブラッカイマーさんと分かれ独自路線を進むようになり、2005年には初めてワーナー・ブラザーズ映画と組んで“アイランド”を発表した頃から、だんだんおかしくなってきました。

アイランドはかなりの制作費をつぎ込んで作られた作品だったのですが、期待に反して大コケしてしまい、さらに盗作疑惑があがるという散々な目にあい、ついに2006年秋公開する、お子様向けアニメ“戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー”(コンボイとか、車がロボットに変形する海外アニメです)の実写化の監督に起用されたそうです。これから彼は、いったいどこに行くのでしょうか?(アイランドを失敗させたので、ワーナーからは見捨てられちゃったのかな?)


 で、今度は悪魔の棲む家でまたリメイク作品を作っちゃたのか〜と思い、特に興味もなかったのですが、主演を見るとライアン・レイノルズさんなのです。彼のことは“ふたりの男とひとりの女”という作品で知りました。ジム・キャリーさんの主演作で同名作の映画がありますが、それとは別の作品となり、日本では衛星放送などで流れているFOXチャンネルで放送していた海外コメディードラマなのです(シットコムと呼ばれる部門です)。かれの軽薄な演技や、芸達者なところが好きだったのですが、その作品以外では日本ではほとんど見かけなかったのです(たまに映画でちょい役をするぐらいなのですが、けっこういい男なのです)。久しぶりに見かけたら映画で主演をしているじゃないですか〜!うれしくなって観てみました。


 で、ここからが映画の本題です(いまごろかよ!)。

この物語はBased on the true storyと前書きがある、事実に基づいた28日間の恐怖体験を画いたホラー映画なのです。再婚をしたばかり夫婦と子供の家族5人が、過去に一家殺人事件があった格安の家を新居として選んでしまうのです。入居した日から、通気口から変な声が聞こえてきたり、悪夢を見たり、不自然なことがすこしづつ起こり始め、一人しかいないはずの部屋で子供が誰かと話しているような声が聞こえてきたりするのです。日を追うごとに奇妙な現象が増え、危険度も増していき、そして…


 冒頭からけっこう引き付けられる演出でした。人を殺しまくる下品なホラーではなく、ほとんど屋内だけで展開する物語なので、人の心を追い詰めていくJホラー(日本のホラーの事です)をお手本にしたようなこまやかな演出と、ハリウッド的な派手な演出が見事に融合されていてるところが好印象でした。限定された空間で少しずつおかしくなっていく家族の関係を、主役の大人たちだけでなく3人の子役達が見事に演じていたことも飽きさせない要因の一つでした(子役の子達は注目株かも?)。

映画が始まって10分ぐらいのところで、不動産屋さんが悪魔の棲む家を案内するシーンがあるのですが、かつて殺人があったことを隠さず伝えているところに、不動産業者の誠意とこれから始まる物語の恐怖への序章を感じました。(それともアメリカでは告知義務があるのかな?)。


 やっぱり、家を探している時にやたら安い物件があったら、過去に殺人事件などが起こったいわくつきの家だったり、耐震構造に問題がある家なのかもしれませんね(笑えない)。



悪魔の棲む家2005〈特別編〉
悪魔の棲む家2005〈特別編〉

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