で有名な、東京タワーを観ました。さすがは人気作家の江國香織さんの原作です。
だれでも知っている場所でありながら、
だれも恋愛のキーワードして使わないところで、
だれもが一度は経験してみたくなるが世間からは非難される、年下の男の子との不倫のお話でした。
原作は2001年に発行されていたので、小説家っていいところに目を付けるよな〜と感心です。
女性があこがれるような恋を画いた映画だと聞いていましたが、物語の中では 「綺麗なものはいつか無くなる」と、女性が年を重ねるたびに思う気持ちを、岡田准一君に言わせたり、
好きな女性の事をいつも考え、いつも待っている、現実ではありえない男性像を画くのです。
でも彼女の話しかしない男や、元カノの事を未練がましく話してる、いじけて、めそめそした男が
現実の世界では一番嫌われるんだよ!
と、言いたくなりました(たまに居酒屋とかで見かける風景なのです)。
一途に愛しあう二人の世界観を画きながら、松本潤君には若さゆえの過ちをおこさせ、二股をかけさせたり、年の差のあるカップルで言ってはいけない禁句なセリフなどを言わせ、恋愛において最悪なパターンを、主役カップルと対照的に映るように画かれていました。
2006年秋には“僕は妹に恋をする”って映画で松本潤君が双子の妹と恋に落ちる映画が公開予定だそうですが、年上から年下まで守備範囲が広いですね。彼が映画を選ぶ基準は、禁断の愛を演じていきたい!と、いうことなのでしょうか?(たぶん正解!)
最後に、岡田君、松本君も、黒木瞳さんに一番いいところもっていかれたな〜と思ってたのですが、
失楽園を思い起こさせるような不倫をテーマにした映画だったのに、黒木瞳さんが脱がなかった(脱げなかった?)のは、ジャニーズ側からとめられたからでしょうか?(おいおい)
日本の男性には愛の表現が足りない人が多いのですが、
愛の表現を追い求めすぎる女性もほどほどに…。
東京タワー 通常版
